XHTML 1.1 と target 属性2007年02月21日 02時27分

XHTML 1.1 Second Edition 2007 年 2 月 16 日付草案で target 属性が追加されたという話が出ていますが、本当に使えるんでしょうか? 確かに DTD には Target Module が含まれていますが、XML Schema 定義には含まれてないし、何より本文中で何も触れられていないんですよね。

適合性を見ると、The document MUST conform to the constraints expressed in Appendix C. と DTD に準拠しなくてはいけない旨は書いてありますが、The root element MAY also contain an schemaLocation attribute as defined in the [XMLSCHEMA]. と XML Schema に関しては MAY 扱い。schemaLocation 属性を書くなら target 属性は使えないけれど、必ずしも書く必要はなく、またその場合は target 属性を使えるという風にも読み取れます。

しかし、DTD 上問題ないからといって HTML/XHTML として正しいとは限りません。いずれにせよ本文中に記述がないというのがつらすぎます (読み落とし、誤解の指摘大歓迎)。

何か HTML 4 の script 要素における for 属性と event 属性を思い出します。いずれも将来のための予約として DTD では定義されていましたが、仕様書本文中での言及はありませんでした。XHTML 1.1 での target 属性がそのような中途半端な状態にならないよう、新たな草案ではっきりさせてくれることを望みます。

コメント

_ mal ― 2007年02月26日 21時56分

> XML Schema 定義には含まれてないし、何より本文中で何も触れられていないんですよね。

http://lists.w3.org/Archives/Public/www-html-editor/2007JanMar/0033.html

「見落としてた!わりい!」ということのようで。

_ nanto_vi ― 2007年03月07日 19時21分

となるとXFramesの絡みですかね。個人的にはフレームのターゲット指定もXFrames側で決めたほうがいいような気がするのですが。

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